外壁塗装業者はどうやって選べばいいの?
何か基準がある?悪徳業者だったらどうしよう・・・
どうして外壁塗装業者には悪徳業者が多いのでしょう。
それは、特別な許可や免許がなくても開業できてしまうので、実績を伴わない業者が多数存在しているのです。
業者の実績や実力は分かりにくく、どこが優良な業者なのか初心者には判断できません。
優良業者を選ぶことは、詐欺を防ぎ損失を被らないだけでなく、外壁リフォームを成功させるカギと言えます。
どうしたら良い外壁塗装業者を選べるのでしょう。選び方のコツ、悪徳業者かどうかの見分け方、探し方までまとめてご紹介します!
選び方のコツ
外壁に使う塗料の種類は業者ごとにそれほど違いはありません。
それなのに、同じプランで依頼しても価格や出来栄え、保証内容も業者ごとに大きな差があります。
まずは外壁塗装業者の選び方のコツを知りましょう!
見積価格が適正か
外壁塗装に定価があれば、それよりも高いのか低いのか判断材料になりますが、外壁塗装には定価がありません。
業者が見積もりで出してきた価格が適正かどうか確認しましょう。
あなた自身が複数の業者に見積もりを依頼して、それぞれの見積価格からだいたいの相場を知る必要があります。
適正価格とは、相場価格とも言えます。相場よりも高すぎる業者には依頼しないと思いますが、低すぎる業者に依頼するのも危険です。
塗料を薄めたり、重ね塗りの回数を削ったりしている悪徳業者かもしれないからです。
外壁の現在の状態や工法(重ね塗りなのか重ね張りなのか張り替えなのか)や住んでいる地域によって相場は違います。重ね塗りや重ね張りについてはコチラ👇の記事を参照してください。
見積もりをとるとわかりますが、業者によって価格に数十万円の差があるケースもめずらしくありません。他社と比較せずに業者を選ぶと気づかないまま高い料金を支払って損をする可能性があります。
必ず複数社から見積もりをとりましょう。1社見つけるだけでも大変なのに、どうやって複数社見つければいいのか。
それには、簡単な『無料一括見積比較サービス』を使いましょう。
あなたの住んでいる地域で登録している業者3~5社を無料で紹介してくれるサービスです。一度入力するだけでいいので時間がない人には便利なサービスです。
見積もりをとった後は、全部断っても大丈夫なので、気軽に利用できますね。
営業方法が適切か
訪問営業には気を付けて
外壁塗装業者が飛び込みで訪問してくる場合があります。残念ながら、悪徳業者の手口でもあります。その手口は共通していることが多いので紹介します。
HPで詳細を確認
悪徳業者だと、ホームぺージはおろか、最悪なケースだと実態がない場合もあります。必ずホームぺージを参照したり、電話番号が実際に使われているか確認しましょう。携帯電話しか書かれていない場合は要注意です。
ホームぺージがおしゃれである必要はありません。顔写真が載っていたり、実績が載っていますか?事例や口コミがのっていると参考になります。
どんな資格を持った人が在籍しているのか、保証内容なども書かれていると安心できますね。
許可・資格はあるか
実は、外壁塗装業は無資格でも施工できてしまいます。
優良な塗装業者を選ぶ基準として、スタッフが取得している資格をチェックすると安心です。資格の数は、多いほど技術力を証明するポイントになるため、迷ったら資格の多い塗装業者を選ぶのもよいでしょう。
良質な業者かどうかを判断するためには、以下のような資格を保有しているスタッフが在籍する業者を選ぶと良いですよ。
- 建設業許可(塗装工事業許可)
- 塗装技能士(1級・2級)
- 外壁劣化診断士
- 外壁塗装マイスター
- 雨漏り診断士、など
いずれも、しっかりとした知識や技術を持った人が取得できる資格で、建物の劣化状況に合った的確な提案をしてくれます。
特に、一級塗装技能士は開業から取得まで最低9年かかるので、取得している塗装業者は信頼できると思って間違いありません。
保険・保証は整っているか
契約する前に、必ずアフターフォローや保証内容を確認しましょう。
工事に不備や欠陥があった場合にどんな保証があるのか、受けられる条件や期間についても確認が必要です。
塗装工事の保証には、塗料メーカーによる「メーカー保証」と、塗装業者の施工品質に関する「工事保証」と2種類あるので、詳細な内容についても確認します。
契約後は保証書という形で書面に残してもらい、大切に保管しておきましょう。
外壁塗装業者の種類と特徴
外壁塗装業者を分類すると大きく分けて以下の3種類になります。
それぞれのメリットデメリットを見ていきましょう。
ハウスメーカー
ハウスメーカーとは、「ダイワハウス」や「積水ハウス」などの大手のメーカーです。
家を建てるのはもちろん、リフォームも行っており、全国規模であることが多く、事業も幅広く展開しています。
安心感がある。
施工実績多数
家を建てたのと同じメーカーなら、外壁のことも構造から適切な塗料まで熟知している。
ハウスメーカーに依頼しても、施工するのは下請けの塗装業者なので、中間マージンがかかり価格が高くなる。
担当者と現場責任者は企業が違うため、意思伝達に時間がかかる
融通がきかない
リフォーム会社
リフォームを専門に行っている業者
外壁以外にもリフォームしたい箇所があれば、一緒に依頼できる
外壁塗装の専門ではないため、外壁塗装業者より実績や技術が劣る
下請けの塗装業者に依頼する場合はハウスメーカー同様中間マージンがかかり価格が高くなる
外壁塗装業者
小規模で、外壁塗装を専門としている地域に密着した会社。
依頼先と施工先が一緒なので、価格が安い。(中間マージンがかからない)
担当者も現場責任者も同一会社なので、伝達が早くフットワークが軽い
細かい融通がきく
優良業者か悪質業者か判断するのが素人には難しい
価格 | 技術 | 融通 | |
大手ハウスメーカー | 高い | 高い | きかない |
リフォーム会社 | 自社施工なら安い | 低い | 自社施工ならきく |
外壁塗装業者 | 安い | 高い | きく |
外壁塗装業者を探す方法
インターネットで探す
お住まいの地域名と「外壁塗装」と入力すれば簡単に見つけることができます。
掲載されている会社概要や社員の顔写真の他に、事例や口コミなど参考にできるといいですね。
知人に紹介を頼む
実際に利用した外壁塗装業者なら信用できるでしょう。
しかし、担当者が違うだけで印象が違ったり、施工事例が自分の好みと違うこともあります。
人の紹介だと断りずらいです。あらかじめ断る可能性があることも伝えてから紹介してもらいましょう。
地元のチラシや広告を調べる
チラシや広告で優良業者を見つけることもできるかもしれませんが、チラシや広告に費用をかけている業者は、価格にその費用を上乗せするため高くなる可能性があります。
特に、小規模な会社なのに有名人を起用した広告をうっている場合に多くみられます。
一括見積比較サイトを利用する
一括見積比較サイトを利用すれば、業者を探す手間と1社ごとに見積もりを依頼する手間を省くことができます。
見積もりを出す業者も、比較されていることがわかっているので断られることは前提です。
断りずらいと思う必要はありません。
サイト独自の厳しい審査を通った業者しか登録できません。
サイトが紹介した業者が悪徳だとサイト自体の評判も落ちるため、悪徳業者は登録できません。
悪徳業者と出会わないためにも利用することをおすすめします!
外壁塗装は業者選びが成功のもと
選び方のコツ
- 価格が適正か
- 営業方法が適切か
- HPで詳細を確認
- 許可・資格を保有しているか
- 保険・保証は整っているか
失敗しない外壁塗装業者の探し方
- 必ず複数の業者から見積もりをとって比較する
外壁塗装の成功のカギは、悪徳業者に会わないことです!そのためにこの記事の内容を参考にして、優良な塗装業者に依頼しましょう!