オール電化にリフォームしたいけれど、費用の相場ってどのくらい?
4人家族の電気代ってどのくらいになるのかな?
この記事では、オール電化住宅に25年以上暮らしている私が、オール電化住宅について徹底解説していきます!今年まさに今月から電気代は大幅値上げ!電気料を見てビックリ!👀
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オール電化とは
オール電化とはオール電化住宅のことです。
オール電化住宅とは、IHクッキングヒーターやエコキュートなどの機器を導入することで調理・給湯・冷暖房などに用いるエネルギーを全て電気によってまかなうシステムを備えた住宅のことを指す
Wikipedia
IHクッキングヒーターとは、ガスが火で調理をするのに対して、オール電化住宅ではIHクッキングヒーターという電磁調理器を使って調理をします。👇こんなの
エコキュートとは、ヒートポンプ技術を利用し空気の熱で湯を沸かすことができる電気給湯機のうち、冷媒として、フロンではなく二酸化炭素を使用している機種の商品名です。
こんなの👇 家の外に置きます。大きなポットと思ってください。高さは2m以上あります。家の周囲(我が家は裏)に置き場所が必要です。
オール電化 4人家族の電気代はいくら?我が家の場合
我が家は25年以上前からオール電化住宅です。
現在の契約内容
電力会社 | 北陸電力 | |
契約種別 | エルフナイト10プラス(季節別時間帯別電灯Ⅱ) | |
附帯する契約・割引 | エルフVあったかプラン | |
ご契約容量・電力 | 6kVA(60A) | |
基本料金 | 1,210円 | 6kVA以下の場合 |
電力量料金(1キロワット時(kWh)につき | 33円07銭 | 夏季昼間 |
30円04銭 | その他季昼間 | |
22円20銭 | 朝夕 | |
12円07銭 | 夜間 | |
エルフVあったかプラン割引率(昼・朝夕) | 15% | |
割引上限額1月につき | 15,000円 | 12月~4月分の電気量料金を割り引く |
エルフナイト10プラスプランとはどんな契約か
エルフナイト10プラスとは
昼間の電気使用量が比較的少ない家庭向きのプランです。
時間帯ごとに電力量料金を設定し、給湯設備などにエコキュートや電気温水器等を使っている場合にお得な電気料金メニューです。
加入条件 : 1kVA以上の夜間蓄熱式機器※を使用中の家庭
※夜間蓄熱式機器とは主に夜間に通電し、通電時間中に蓄熱のために使用されるもので、エコキュートや電気温水器、蓄熱式電気暖房器、蓄熱式電気床暖房などをいいます。
時間帯別とは
下記の図を参照してください。22時~8時まで(10時間=エルフナイト10の意味)が夜間電力で安い単価になります。
日中は割増料金。日祝日は割安料金。と、共働きにも優しいプランだということがわかります。
直近2年間の電気料金を公開!
年月 | 電気料金 | 使用電気量 |
2023年1月 | 51,421円 | 1,804kWh |
2022年12月 | 36,980円 | 1,307kWh |
2022年11月 | 26,047円 | 862kWh |
2022年10月 | 17,559円 | 575kWh |
2022年9月 | 17,319円 | 568kWh |
2022年8月 | 19,375円 | 649kWh |
2022年7月 | 18,269円 | 644kWh |
2022年6月 | 14,707円 | 576kWh |
2022年5月 | 18,322円 | 757kwh |
2022年4月 | 15,908円 | 772kwh |
2022年3月 | 24,641円 | 1,257kwh |
2022年2月 | 38,315円 | 1,999kwh |
2022年1月 | 35,715円 | 1,930kwh |
2021年12月 | 25,178円 | 1,333kwh |
2021年11月 | 20,032円 | 906kwh |
2021年10月 | 12,183円 | 543kwh |
2021年9月 | 11,665円 | 486kwh |
2021年8月 | 16,680円 | 655kwh |
2021年7月 | 14,146円 | 574kwh |
2021年6月 | 10,970円 | 485kwh |
2021年5月 | 14,442円 | 694kwh |
2021年4月 | 12,353円 | 777kwh |
2021年3月 | 18,554円 | 1,186kwh |
2021年2月 | 25,142円 | 1,547kwh |
2021年1月 | 31,044円 | 1,983kwh |
4人家族の場合の電気料金は、
2021年は、212,389円 月平均は17,699円でした!
2022年は、283,157円 月平均は23,596円でした!
夏は、エアコンを使用していますが、冬場の方が高いですね。エアコン+床暖房も使っているからでしょうか。北陸地方は冬は雪が降る地域。致し方ないと諦めています。
2022年の方が高いのは、子どもたちが大きくなるにしたがって、自分の部屋で過ごすことが多く、エアコンを遠慮なく(涙)使っているからだと思っています。
そして、2023年は、まだ始まったばかりですが、見てください!月5万円を超えています!!💦😢😢
これからの請求額が怖いですが、順次載せていきたいと思います!
6kWh(60A)で足りているか(ブレーカーは落ちないか)
年に数回落ちます!が落ちるシチュエーションはわかっているので、未然に防ごうと思えば防げます。
どんなシチュエーションかというと、
寒い冬の朝に、
床暖房をつけて、
料理中(IH使用中)に電子レンジを使い
プラス何かをすると大抵落ちます。ドライヤーやトースターが多いかな、朝なので。
未然に防ぐ方法は、床暖房の範囲または暖房力を落とす!これ1択なので、未然にも防げるのですが、寒いとついつい立ち上がりが遅いので強めに設定してしまうのです。
なので、60Aでも足ります。我が家元々5人家族だった時から60Aだったので。
我が家の電気の使用状況
我が家は共働きなので、電化製品に頼っています。
洗濯機は、ドラム式全自動乾燥機付きで1年中乾燥機を使っています。
北陸地方在住なので、冬は結構寒くエアコンフル稼働です。
床暖房も使います。
子ども2人もそれぞれの部屋で年中エアコン使っています。
食器も食洗機を使用しています。
灯油もガスも全く使わず電気オンリーです。
それでも上記電気代というのはそこそこ安いのではないかと思っていますが、他の家庭や地域の人と比べたことがないのでわかりません。
民間の電力会社への乗り換えを検討したことがあるけれど
北陸電力は過去何度も値上げを繰り返してきています。そのたびに民間の電力会社に乗り換えようとしてきましが、いまだに北陸電力のエルフナイト10プラスを超える単価の安さに出会ったことはありません。
シュミレーションをしてもやはりどうしても北陸電力が一番安いです!
オール電化で困ったことは?後悔してる?
困ったことは25年以上暮らしていますがありません。
ありがたいことに停電したことがないのも大きな要因だと思います。
一応物置には、灯油ストーブもあるし、ガスコンロも用意してありますが、段ボールを開けたことがないです。(点検せねば💦)
なので、後悔もありません。
ただ、県外に出た息子だけは『もうIHにはしん(しない)』と言っています。料理好きな彼は鍋振りができるガスレンジの方が料理がおいしいと言っています。(個人的感想です💦)
火力はIHでも問題ないです。お湯を沸かすのもガスより早い。
ただ、ただ、IHの表面に鍋の底が付いてないと火力(電磁力)が伝わらないのです。チャーハンとか、鍋振りすると鍋底は冷えていく、、、
オール電化のメリット
- 【火事の心配がない】子どもが小さいうちも、高校生になった今も火事の心配がいらないのは本当にありがたいです。
- 【ガス代の基本料金がかからない】ガスを使っていないのでガスの基本料金はかかりません。
- 【電気のお得なプランに入れる】オール電化住宅だと夜間(22時〜8時)がお得な電気料金プランに入れます。その代わり、昼間の電気代は高いです。
- 【灯油代がかからない】灯油の暖房器がないので灯油代が高い時は助かります。火事の心配もなし。
- 【光熱費の予測が立てやすい】だいたい電気代が1年間分わかっているので予測が立てやすいです。その予測より高かったら使いすぎていることになるので、節約しないと!と反省します。
- 【IH(電磁調理器)のお手入れが簡単】IHは、ガスに比べて調理する部分がフラットなのでサッとふけます。コゲ?や油汚れが付いてきたなーと思ったらクリームクレンザーをまいてラップをクシャクシャにしたもので擦るとあっという間にキレイになります。
- 【ガスと比べて油煙がキレイ】揚げ物大好きな我が家ですが、レンジフードの汚れ方がガスのそれと比べてそれほどひどくなりにくいです。部屋全体も一酸化炭素が出ないのでクリーンと言われています。
- 【蛇口をひねればお湯がいつでも出る】ガス給湯器だとスイッチがあり、節約のためには入り切りは必須だと思いますが、電気給湯器は電源は常に入れっぱなしです。蛇口をお湯にしてひねればいつでもお湯が出ます。寒い日の朝、顔を洗っていていつまでも冷たいと思ったらガスの元スイッチが付いてなかった、、っていうのがないのは本当にありがたい。(実家でいつもコレ)
- 【災害時に給湯器に貯まっているお湯は貴重】エコキュート温水器は、夜間電力で給湯器の中の水を沸かします。うちは370ℓのタンクです。家族の使用状況を見て最適な量を沸かしてくれます。毎日水が溜まっているので、急な天災で水が止まってもタンクの中には300ℓ以上の水はたいていあるので、助かると思います。
- 【火災保険が安くなる】我が家は火災保険に入っていますが、オール電化だと割引になっています。
オール電化のデメリット
- 【初期費用が高額】省エネ機器(エコキュート)や電気温水器が必要で、初期費用が高額です。でも7年前後で元がとれるとのデータがあります。
- 【昼間の電気代が高い】夜間のお得なプランに入っているため、昼間の電気代は割高です。どのくらいかというと、今我が家の昼間の電気代は、33円07銭(1kWにつき)これが普通の契約だと最初の120kWまでは17円84銭(1kWにつき)です。2倍まではいかないけど、かなり割高ですね。
- 【調理器具が限定される】IHで使用できる鍋やフライパンは限られています。ステンレスやホーローは使えるけれど、アルミや土鍋は使えません。
- 【停電時に不便】停電すると電気がつかないだけでなく、料理ができない、お湯が出ない、暖房がないなどで困ります。我が家はガスコンロや灯油ストーブを用意してあります。
- 【ガスに戻したいと思った時に大変】オール電化で住宅を建てた後にガスに戻そうと思うと、ガスの配管工事からしないといけないのでそれなりに大変です。
オール電化の電気代を節約する方法
22時以降の電気代が安いプランの我が家は、洗濯乾燥は夜間にします。朝6時に仕上がるように予約します。
食洗機も22時以降からスタートするようにセットします。
朝起きたら、食洗機から食器を片付ける。洗濯物を畳んでしまう。(今は子どもも成長しセルフサービス)という仕事から始まります。
オール電化以外の選択肢をチェック
ガス併用のメリットデメリット
ガス併用は、従来の一般的な使い方です。
- 電気:照明や家電などには電気を使用
- ガス:熱が必要なこと(料理、お風呂のお湯を沸かすなど)にはガスを使用
- 光熱費は「電気代+ガス代」
ガス併用はオール電化に比べて初期費用が安いのが大きなメリットです。
また、ガス代を節約できる省エネ機能が付いたガス給湯器もあります。(エコジョーズ、エネファーム)
デメリットは、料理の際に直火を使うため、火事の心配がある。ガス漏れにも注意が必要です。
ハイブリッドのメリットデメリット
ハイブリット給湯器は、電気、ガス両方でお湯を作れる省エネ機器です。一般的には以下のように使います。
- エコキュートのように、深夜にお湯をつくってためておく
- 日中は、深夜につくっておいたお湯から使う
- お湯切れの際には自動的にガスに切り替わり、すぐに新しいお湯が使える
- 光熱費は「電気代+ガス代」
エコキュートを導入している家庭から、「来客等で普段よりお湯を多く使うと、お湯切れになって困る」という話をよく耳にします。
ハイブリット給湯器なら新しいお湯が出るまでの時間が一般的に1分ほどなので、お湯切れで困ることがありません。
またハイブリット給湯器は電力会社のオール電化プランと相性が良い機器で、電気代、ガス代両方を節約できるというメリットがあります。
ただしハイブリット給湯器は、初期費用が高いのがデメリットです。(4人家族用の製品は700,000円ほどが目安)
リースを活用して初期費用の負担を軽減するという方法もあるため、気になる場合はリフォーム会社、販売店、ガス会社などに問い合わせをしてみましょう。
我が家の場合は、来客がそもそも来ないのであまり心配はいりませんが、明日のお湯の量を設定できます。
今はこのくらいがちょうどだろうというお湯の量を給湯器が自動で設定してくれてますが、それを手動に切り替えて『たっぷり』に設定すれば次の日はたっぷりお湯があるというわけです。
オール電化へリフォームする場合の費用相場
IHクッキングヒーター、エコキュート、床暖房のオール電化製品をまとめてリフォームすると、費用は大体60~100万円が相場となっています。
以下で、IHクッキングヒーター、エコキュート単体の場合は以下のようになります。
寿命も知りたいですよね。我が家の場合を載せました。
費用内訳 | 費用 | 寿命(我が家の場合) |
IH調理器+工事費 | 10〜40万円 | 15年(現在2代目) 故障のため買い替え |
エコキュート+工事費 | 30〜60万円 | 15年(現在3代目) 屋根から雪の塊が直撃して故障(火災保険適用) |
IH・エコキュート・床暖房 | 60万〜100万円 | 床暖房は、10年経った時に故障はあったが 数千円の修理で直り25年以上経った今も故障なし |
オール電化リフォームで利用できる補助金や制度
オール電化リフォームでもらえる可能性がある補助金等は、以下のとおりです。
補助金等 | 申請先 | 期限など |
各自治体の補助金制度 | 住んでいる県、市区町村 | |
固定資産税の減税 | 住んでいる市区町村 | 2022年3月31日まで |
登録免許税の特例措置 | 税務署 | |
不動産取得税の軽減措置 | 県税事務所 | |
住宅借入金特別控除 | 税務署 | 2021年1月1日〜2022年12月31日までに居住開始 |
長期優良住宅化リフォーム減税 | ||
長期優良住宅化リフォーム推進事業 | リフォームを依頼する業者 | |
地域型住宅グリーン化事業 (省エネ改修型) | ||
こどもみらい住宅支援事業 | ||
各制度には細かい条件があるため、業者に見積もりを依頼する段階から下調べをしておくのがおすすめです。
依頼業者に「補助金制度等を使いたい」と伝えて、各問い合わせ先にも「制度が使えるか」を確認しましょう。
まとめ
- オール電化のリフォームの費用相場は、60万円~100万円
- オール電化住宅のメリットは、「光熱費の節約対策をしやすくなること」「火災の不安が少ないこと」「室内の空気が汚れにくいこと」などです。
- ただし「ガスに戻したくなったときに面倒」などデメリットもあります。
- 4人家族の場合の電気料金の2022年1年間の合計は、283,157円 月平均は23,596円でした!
費用の節約や安全性の高さが魅力のオール電化住宅。
しかし一方で、デメリットもあるので、メリットとデメリットのバランスをしっかり考慮することが必要です。
そのためにも、複数の業者から話を聞いた上で、見積もりをとることをおすすめします。
最も丁寧に対応してくれるリフォーム業者に、工事をお願いしましょう。