リフォームって工事以外にもお金がかかるの?
どれくらいかかるものなの?
リフォームにかかる費用は業者に払う工事費以外にもまだあります!
その内訳と相場を解説します!
予算を立てる際の参考にしてください!
リフォームの工事費以外の費用とは?
リフォームの工事本体の費用以外にもかかる費用があります!
盲点で忘れがち。その時になって予想外の出費に痛い目を見ないよう、あらかじめ予算に入れておくといいですね。
建築確認申請手数料と費用の相場
10㎡を超える増改築のケースや車庫、倉庫といったものを建てるとき、主要構造部(壁・柱・床・梁・屋根・階段)の過半の修繕又は模様替えなどの大規模なリフォーム工事の場合に自治体や民間の指定確認検査機関による『建築確認』が必要です。
申請手続きは、リフォーム会社や設計事務所が行うので、施主であるあなたが行動する必要はありません。
費用は自治体によって異なりますが、一般的には床面積の広さによって決められています。建築確認と中間検査、完了検査のそれぞれに費用がかかるので注意しましょう。
東京を例にすると、30~100㎡以内の床面積の住宅で9,400円となっています。中間検査と完了検査ではそれぞれ11,000円がかかるとされているので、
9,400円+11,000円+11,000=31,400円かかります。建築基準法関係申請手数料|東京都
確認申請費用がリフォーム代金に含まれているかどうかは業者によって違うので、トラブルを防ぐためにも事前に確認が必要です。
リフォーム会社に申請を依頼すると、相場としては15万円~30万円ほどで、施工面積や工事の規模によって金額に差が出ます。事前に確認をしましょう。
印紙税
リフォーム会社に工事を依頼する際は、『工事請負契約』を結びますが、その際に契約書にかかる税金が印紙代です。
金額としてはそれほど大きくありません。
記載金額が100万円を超えるもので、平成26年4月1日から令和6年3月31日までの間に作成されるものは、軽減措置の対象になります。
軽減措置の対象となる契約書に係る印紙税の税率は、次表のとおりとなります。
契約金額 | 本則税率 | 軽減税率 |
---|---|---|
100万円を超え 200万円以下のもの | 400円 | 200円 |
200万円を超え 300万円以下のもの | 1千円 | 500円 |
300万円を超え 500万円以下のもの | 2千円 | 1千円 |
500万円を超え1千万円以下のもの | 1万円 | 5千円 |
1千万円を超え 5千万円以下のもの | 2万円 | 1万円 |
5千万円を超え 1億円以下のもの | 6万円 | 3万円 |
1億円を超え 5億円以下のもの | 10万円 | 6万円 |
5億円を超え 10億円以下のもの | 20万円 | 16万円 |
10億円を超え 50億円以下のもの | 40万円 | 32万円 |
50億円を超えるもの | 60万円 | 48万円 |
(注) 建設工事の請負に伴って作成される請負契約書のうち、その契約書に記載された契約金額が100万円以下のもの(契約金額の記載のないものを含みます。)は、軽減措置の対象となりません(税率200円)。また、契約書に記載された契約金額が1万円未満のものは非課税となります。
設計費
大きなリフォームやリノベーションを依頼する場合、プランニングや図面作成が必要になります。
設計費が別途かかるかどうかは、その会社によって違います。設計事務所の場合、最初の見積もり段階から設計料がかかる場合もあるので、確認が必要です。
最初は無料でも、プランの変更から必要になったり、契約時に設計費として計上される場合もあります。
一般的な相場としては総工事費の10〜20%が相場となっています。
設計費が必要ないリフォーム会社もあるので、見積書を確認しましょう。
近隣への挨拶の際の粗品
工事が始まるまでには、騒音などで迷惑をかけることになるご近所に粗品とともに挨拶をしておきましょう。
その際の粗品代がかかります。高額にはなりませんが、覚えておくと慌てずに済みます。
代行してくれるリフォーム会社もありますよ。
仮住まい
大規模なリフォームだと住みながらでは難しいので、仮住まいを探して引っ越しをしなければなりません。工事の工期がどのくらいになるかによって費用が大きく変わります。
本格的なリノベーション工事の場合だと2~3カ月かかることもあります。
トランクルーム
仮住まいに物が収まりきらない場合はトランクルームを借りることもあり、その費用もかかります。
引っ越し代 2回分
仮住まいやトランクルームへ荷物を移動する際に引っ越しにかかる費用や荷物の運送費用がかかります。 出るときと入居するときの2回引っ越しが必要です。
引っ越しに関しては、3~4月は繁忙期で費用が割高になります。
リフォーム工事の時期も考える必要がありそうです。
駐車場代
リフォーム期間中、職人さんの車や工事車両を停める駐車場が必要になります。
自宅やマンションの駐車場が利用できない場合は駐車場代として請求されることもあります。
リフォームの期間によって高額になる場合もあるので、事前に担当者に確認しておきましょう。
たいていは諸経費や駐車代として見積もりの中に含まれている場合が多いです。
リフォーム後の家具、カーテン、エアコン
忘れがちなのが、リフォーム後に設置する家具やカーテン、エアコンなどの購入費です。
以前使っていたものを使うつもりでいても、いざリフォーム後の家を見ると新しい物を購入したくなることも多いです。
かなりの額になる為、あらかじめ目安をたてておきましょう。
まとめ
- 建築確認申請手数料
- 印紙税
- 設計費
- 近隣への挨拶の粗品代
- 仮住まい費
- トランクルーム代
- 引っ越し代金2回分
- 業者の駐車場代
- リフォーム後の家具、カーテン、エアコン代
ただでさえお金がかかるリフォームなのに、工事費以外にも結構費用がかかることがわかりますね。
リフォームが始まってからだと痛い出費ですが、前もって知っておけばあらかじめ予算に入れておくことができます。
まだリフォーム業者を決めていないという方は、おすすめの業者の選び方がありますので参考にしてください。