どの業者が信頼できるかわからない、、、
悪徳リフォーム業者にだまされたらどうしよう、、
悪徳業者の手口を知っておけば被害にあわずに済みます!
騙されない為の対処法も紹介します!
- 悪徳リフォーム業者に騙されたくない人
- 悪徳業者の手口を知りたい人
- 騙されない為の対処法を知りたい人
- もし契約してしまったら、、その時の対処法も!
悪徳リフォーム業者の手口
悪徳リフォーム業者には特徴的な手口があります。ここでは手口を紹介します。
特徴と手口を知って被害を未然に防ぎましょう!
訪問販売で営業してくる
悪徳リフォーム業者の最大の特徴は『訪問販売』によるリフォーム営業です。
なぜ訪問販売かというと、会社の実態が無かったり、トラブルになった時に連絡がつかないようになっているからです。
『訪問販売』のリフォーム業者がすべて悪徳とは限りませんが、大きな特徴と言えます!
モニター価格、特別価格は安くない
『広告用のモニターになっていただければ安くします』と言ってくるのは、モニター商法という手口です。
『今日契約すれば特別に○%引きします!』と言ってくる値段は特別ではないです。
相手がじっくり悩む隙を与えず契約に持ち込む手段です。金額はむしろ高い費用を請求されます。
無料点検は無料じゃない
『無料でシロアリの点検をしています!』
『無料で下水の点検をしています!』
『無料で屋根の点検をしています!』
他にも外壁や床下などの点検を無料で行うと言って点検後に、
『このまま放っておくと大変なことになる』と言って不安をあおってきます。そしてリフォームや商品、サービスなどを売りつけてきます。
強引に契約をしようと居座り続ける
『今日契約してくれたら安くします』と言い、断ってもしつこく居座り続け、強引に契約しようとしてくる業者がいます。
こちらが根負けしたり、怖くて断れなくさせるのが狙いです。
契約書や見積書などを出さない会社
悪徳業者の中には契約書を出さずに口約束だけで工事を始めることもあります。
こういう業者は後々高い請求額をふっかけてくる恐れがあります。
契約書を作ってきても、『工事一式』ばかりで内訳がわからなかったり、工期がかかれていなかったりと後々トラブルになることが予想されます。
契約書には、契約日が書いてあるか、工期がかかれているか、内訳のわかる詳細な見積書になっているか、クーリングオフの記載はあるかなど、確認しましょう!
市町村の職員、電力、水道、ガス会社を装ってくる
『市(町)から委託されて来ました』
『○○電力です。メーターの点検に来ました』『水道局です。』 『消防設備の点検です』
など、公共機関を装って来る場合があります。点検後に点検料を請求されたり、設備の不具合を修理するなどと言って費用を請求してきます。
有名な会社の子会社・関連会社を装ってくる
誰もが知っている有名な会社を名乗って、その関連会社であるかのような言い方をします。
実際は何の関係もない会社なのに、信用させて大きな契約に結び付けようとします。
代金を先払いさせて連絡が途絶える
最悪の場合、リフォーム業者に代金を支払ったのに、その後連絡が途絶えリフォームも始まらないという事例もあります。
代金の先払いは危険です!
手抜き工事をする会社
安いからといって選ぶと、結局は下請け会社に安い値段で工事をさせるので、資材を安くしたり、工事を手抜きしたり、腕の良い職人を手配できなかったりと、リフォームの質が落ちる結果になる場合があります。
追加費用の説明を前もってしない。後からどんどん追加費用を請求してくる会社
見積では安かったのに、追加費用を次々と請求してくる業者がいます。
見積書も『工事一式』となっていて、『見積もりには入っていないオプションになります。』や、『屋根が雨漏りしていて、内部が腐食している』とか、『フローリングをはがしたら床下が腐食している』『シロアリの巣が、、、』などあれこれと理由を付けては追加費用を請求され、結局は高額なリフォームになってしまった。
ということにならないようにしたいものです。
悪徳リフォーム業者に騙されない為には!
- 約束なしに訪問してくる業者を家に上げない!点検させない!
- 不安をあおられたり、『モニター価格です』『今日契約してくれたら○%引き』等言われてもその日には契約しない。自分の意志とタイミングで契約する!
- 代金を全額先に払わない
- 身分証を確認する
- 話の内容をメモやボイスレコーダーで記録する
- 必ず複数の業者から見積もりをとる
- 見積書は『工事一式』ではなく、内訳を記載してもらう
- 小さな工事でも契約書を作成してもらう
- 契約書に不備はないか確認する 工期:いつ始まりいつ終わるのか 施主とリフォーム会社の住所・連絡先 工事費の内訳と合計金額 支払い方法 支払い時期
- リフォーム瑕疵保険に入っているか確認する リフォーム瑕疵保険 リフォームの瑕疵(かし)保険とは簡単に言うと、住宅のリフォームにおいて、「検査」と「保証」とがセットになっている保険のことです。 リフォームの工事で欠陥が見つかったときや、工事の途中でリフォーム会社が倒産してしまった場合に損害分の料金を受け取ることができます。 瑕疵保険に加入するのは、リフォームを依頼した方ではなく、リフォーム工事を行う事業者です。 リフォームを依頼したい業者が瑕疵保険に入っていれば安心ですし、加入していなければ加入してくれるようお願いするという方法もあります。
- 何度も訪問してきたり、居座られたり、脅されたら110番に電話する
- 施工中の写真や動画を撮っておく
- 完了後は施工箇所の仕上がりを確認する 必要があれば撮影する
それでも悪徳リフォーム業者と契約してしまったら、、、
クーリング・オフ
【クーリングオフ】とは、一度交わしてしまった売買契約について、書面を受け取った日から8日以内あれば消費者(購入者)が一方的に無条件に契約を解除することができる制度のことです。訪問販売によるリフォーム工事においても適用されます。
悪徳業者は施工が始まった後はもうクーリングオフはできないと主張しますが、これは信じてはいけません。
また、クーリングオフをさせないように、こちらが送った書類が届いていないなと主張することがあります。
こういった場合は【内容証明】が有効です。
【内容証明とは】
郵便局のサービスで、その書類を送ったということを郵便局が証明してくれるものです。クーリングオフの際の証拠になります。
内容証明の出し方
押印した手紙(謄本と言います)3通、封筒、印鑑を持参し、本局と呼ばれる大きめの郵便局へ行き、配達証明付で送付します。
手紙(謄本)の書き方
例)
用紙サイズ:B4ないしA4サイズ
内容証明に記載すること
- 契約日(申込日)
- サービスの名前
- 商品等の数量
- 商品等の金額
- 販売担当者の名前
- 契約が成立している場合は「契約を解除する」ということ
- 契約が成立していない場合は「申込みを撤回する」ということ
内容証明の加算料金(一般の内容証明の場合)
謄本 | 1枚 | 2枚 | 3枚 | 4枚 | 5枚 |
料金 | 440円 | 700円 | 960円 | 1,220円 | 1,480円 |
郵便物の料金
定形郵便 25gまで 84円
一般書留の加算料金
料金額 | |
---|---|
損害要償額が10万円までのもの | 435円 |
損害要償額が10万円を超えるもの | 10万円を超える5万円までごとに21円増 |
その他の主なオプションサービスの加算料金
配達証明 差出 320円
内容証明の料金計算
(内容証明の加算料金) 440円 | + | (郵便物の料金) 84円 | + | (一般書留の加算料金) 435円 | = | (合計) 959円 |
- 速達や配達証明とする場合等には、それぞれのオプションサービスの料金を加えた額となります。
相談窓口に相談する
住宅リフォーム・紛争処理支援センター
住まいの「困った」を相談できる国土交通大臣指定の相談ダイヤルです。
電話 住まいるダイヤル
0570-016ー100(10:00~17:00 土日祝・年末年始除く)
相談例)
- リフォーム工事後、いろいろと不具合が見つかった
- 業者に少額の工事だから契約書は必要ないと言われた
- 訪問販売業者とリフォームの契約をしてしまったが、解約したい
- 契約内容と工事の内容が違う
- 訪問販売業者に次々と追加工事を迫られる
国民生活センター
国民生活センターは、国民生活の安定及び向上に寄与するため、総合的見地から、国民生活に関する情報の提供及び調査研究を行うとともに、重要消費者紛争について法による解決のための手続を実施している独立行政法人です。
リフォーム工事に関するトラブルを未然に防止するための情報提供や、リフォーム後の各種相談にも乗ってくれます。
土日祝日は、都道府県等の消費生活センター等が開所していない場合、国民生活センターに電話がつながります。
国民生活センターの相談受付時間は、土曜・日曜・祝日ともに10時から16時です
地方公共団体におけるリフォーム相談窓口
各地方公共団体にも相談窓口が開設されています。
まとめ
この記事では、悪徳業者の手口と対処法について解説しました。
手口は様々で近年は特に多様化、複雑化していますが、本質的な部分は変わりません。
不安をあおり、契約させ、費用をぼったくる!
契約は慎重に!
業者の説明を鵜呑みにしないで、十分時間をかけて慎重に検討してから決めましょう
信頼できる業者を選ぶ!
訪問販売ではできるだけ契約しないようにし、瑕疵(かし)保険に加入している業者を選びましょう。
複数会社から見積もりを取る(相見積り)
提案内容、金額などを比較して事業者を決めましょう!
『○○工事一式』ではなく、『仕様』『単価』『数量』などが明確な見積もりを出してもらいましょう。